この章では、ウェブライティングの基本となる構成を3パターンご紹介いたします。
1.並列型

構成は最もカンタンです。
- S=Summary(要点)
- D=Details(詳細)
- S=Summary(要点)
- D=Details(詳細)
- S=Summary(要点)
- D=Details(詳細)
これを繰り返すだけです。
そして最初に「導入文」、末尾に「まとめ」を追加すればOK。
おすすめスポットや商品などをランキング形式で紹介するとき、また比較記事などに使えます。

例えば▼こんな記事に。
- 岡山駅から徒歩10分以内で行けるコワーキングスペース5選
- 子どもに人気の職業ベスト10
- 子どもの手術入院にかかった実際の費用まとめ
このレポートのために準備した▼こちらのサンプル記事も並列型です。
チュートリアル型
チュートリアルというのは、もともとは「個別指導」という意味を持つ英語。転じて、パソコンやソフトの使い方などを解説した手順書・記事を指すようになりました。
取り上げる内容の性質上、パソコンで閲覧する人の割合が大きいという特徴を持ちます。

この型も構成はカンタン。
例えば「WordPressブログの立ち上げ手順」などがこれに当たります。
余計な画像や文章が入っておらず、順序が正しければOK。
- 正しさ・わかりやすさが命
- 画像がキモ
- 最も手間がかかる
- でも失敗がない
参考記事URLを貼っておきますね。
少々記事が古いので、画像が表示されてなかったり、リンクが切れてたりするかもしれません。ご笑覧くださいませ・・・。

少々・・・ですと?!

だいぶ古いです。
ゴメンナサイ。
※ご紹介したサイトはリニューアル作業中です。

そして最後の1つ。

少し難度が上がります。
3.「結」承転結型(PREP法)
WEBライティングでは、「起承転結」は使いません。
起承転結に代わる基本形としてよく使われる「PREP法」をご紹介いたしますね。

「プレップ」と読みます。
- P=Point(結論・要点)
- R=Reason(理由)
- E=Example(具体例)
- P=Point(結論・要点)
ブログの記事を書くときは、最初に結論/要点を述べるのが基本です。
【例文】P:結論・要点
ライティングスキルの向上を目指すなら、まず学ぶべきことは構成。
この記事では、その理由をお伝えしてまいります。
「答え」は記事の本題。冒頭では、これから記事内で述べる事柄について簡潔に述べます。
昨今の映画やアニメの CM に似ているかもしれません。先にクライマックス(の一部)を見てしまうと、そこに至る過程とその後を知りたい、見たい気持ちが盛り上がりますね。

おもしろそう!

読みたい!
観たい!
そう思ってもらえるよう、結論・要点を冒頭に置きましょう。


次に理由を書きます。
【例文】R:理由
構成とは、読ませる/見せる順序。これを間違えると読者の心は動かず、思うような反応が得られません。
反応が得られなければ、当然のことながら収益につながりませんね。
これが「ライティングスキルの向上を目指すなら、まずは構成を学ぶべき」と申し上げた理由です。

そして具体例や経験を。

心の動きなども入れて共感を誘おう。
【例文】E:Example(具体例)
構成がイマイチな記事は、気持ちよく読み進めてもらえません。違和感を与えてしまったら、読み手はそこで読むのをやめて離脱します。
例えば売りたい商品がある場合。読み手が行動しなければ売上げにつながりませんね。

最後にもう一度、記事の趣旨を述べて締めます。
【例文】P:Point(結論・要点)=締め・まとめ
文章は構成が命。
たとえ拙い文章であっても、構成さえバッチリできていれば、人の心を動かすことができるんです。

あとは数稽古。とにかく書いて、腕を磨こうね。

末尾にはユーザーに行動を促すボタンやリンクを置くといいですよ。
【おまけの例文】行動を促すボタン・関連リンクなど
この記事では構成の重要性についてお話しいたしました。
では具体的にどうすればよいのか。その方法についてレポートにまとめました。ぜひお役立てくださいませ。
商品の紹介記事であればアフィリエイトリンク。説明会への参加を促したいならメルマガ登録ボタン。
記事末には、読み手にとって必要なものを設置しましょう。
- メルマガやってない
- コンサルもやってない
- 何も売るものがない
という場合は、関連記事のリンクを置いてあげてくださいね。

あなたのためではなく、読み手のために。
「まとめ」には「いかがでしたか?」の定型文を置くのではなく、ぜひとも効果的にお使いくださいね。

なお、私はブログ初期の方に「PREP法」をおすすめしていません。
まずは「1.並列型」「2.チュートリアル型」で経験を積み、執筆に慣れてから「PREP法」に挑戦するのがおすすめです。
この順で取り組んでいただいたほうが読者の反応を得るために必要なことの理解が容易になると考えています。
文章が巧く書けるようになりたい・・・
という方にお伝えしたいこと

文章は巧くなくても大丈夫。

身もフタもないね。
文章は構成が命。
巧くなくても、構成さえバッチリできていれば、人の心を動かせるんです。
「どうすれば文章がうまくなりますか?」という問いに、今の私なら、こうお答えします。

数稽古。とにかく手を動かすのが一番です。
- 構成を学ぶ
- 書いて書いて書きまくる
- プロに添削を受ける
- 軌道修正をする
- そしてまた書きまくる
- 迷ったら添削を受ける
これしかありません。技術は手を動かした時間にしか比例しないのです。
さもなくば、私のようにテープ起こしと校正・校閲(+できれば要約も)を16年・・・は難しいので、半年~1年やってみることですかねぇ。求人はネットで見つけられるので。

ことりからは以上です。

最後まで読んでくれてありがとう!
WordPressやブログ運営、文章についてお困りのことがございましたら、ご相談くださいね。