この章では、ブログ記事の執筆に際し避けるべき事柄について、残念な書き方の実例を用いてお伝えいたします。

代表4選手をご紹介。

参考にしてね。
1.白いページにゼロから書き始める
白いページ(ブログの編集画面)を開いて、「こんにちは、〇〇です。」から書き始めていませんか?
あなたが何百記事も書いて経験と修業を積んだ人でないならば、まず構成を固めてから執筆に取りかかることを強くおすすめします。
構成ができていないと、書き進めるうちに本筋から離れてしまったり、余談が多くなったりします。見出しと本文の内容にズレが生じることも。
2.まとめの第一声が「いかがでしたか?」
最後の見出し(まとめ)が「いかがでしたか?」で始まる記事をよく見かけます。

これ、すごくもったいないです。
まず、まとめは読み手に感想を求める場ではありません。
なぜ「いかがでしたか?」を使うのか、過去に記事添削をご依頼くださった方のうち数名にお尋ねしてみたところ・・・
「参考にした記事が『いかがでしたか?』で締めくくられていたから(マネをした)」とのお答えでした。

なるほど納得。
誰かが書いた既存の記事を参考に、型をマネるところからスタートなさる方が多いことと思います。それは悪いことではありません。
でも、まとめを「読み手に感想を求める場」として使うのはもったいないです。
※お客様の声を集める目的がある場合は上記に当てはまりません。
ぜひ今日これから、あなたの執筆メソッド(方法・やり方)に「まとめに『いかがでしたか?』を使わない」という新ルールを加えてみてください。

じゃあまとめには何を書けば・・・?

読み手にとって必要な情報を置いてあげるといいよ。
まとめはクロージングや案件紹介の場。
「最後まで読んでくれた読み手が次にどんな行動を起こすか」を考え、その行動に踏み出す後押しをする。それがまとめの役割です。
記事に書いてある内容についてさらに踏み込んで知りたいこと、調べたいことを汲み取って示してあげてください。
具体的には、以下のようなものを。
- 関連記事(内部リンク)
- 関連リンク(公式サイトなど)
- 商品リンク
このほかに、例えば「美味しいランチが食べられるおすすめのお店」の記事であれば、▼これらの情報が載っていると親切ですね。
- 営業日・時間
- ランチの時間帯
- ランチの提供日(曜日)
- 電話番号
- アクセス(地図)
記事の中ほどに記載していても、最後にもう一度まとめてあげるとヨイです。スクロールアップして探す手間が省けるため、読み手はとても助かります。
この後お伝えする「3」「4」については「構成」とは直接関係ないので詳細には述べませんが、頭の片すみにでも置いていただけたら。
3.個性と余談を混同している
よく「個性を大事に」と言われます。
ですが、このレポートを必要としてくださっている段階では、個性の出し方についてはまだ悩まなくて大丈夫です。
個性についてお考えになるのは、ファンがついて、指名検索が入るようになってからで問題ありません。
「余談ですが」と、最近の出来事などを書きたい気持ちになったときは、別の記事にするといいですよ。その「余談」が読み手の知りたい内容であったなら、それは「余談」ではなく「関連記事」として価値を持ちます。
4.季節や時間帯を選ぶあいさつで始まる
書き手が執筆・公開したタイミングと読み手が記事を読むタイミングは、ズレている可能性が高いです。
季節や時間帯を選ぶあいさつは入れないのが無難です。

3章『残念な書き方の実例』はここまで。
次の章では、構成の実例をごらんいただけます。